【観戦記録】東京ブロック大会2019で前代未聞の結果が…!?
こんにちは!
フィギュアスケートを愛してやまないブロガーのAikaです。
東京ブロック大会2019を観戦してきました。
本当は最初から観戦したいと思っていましたが…
体調不良でダウンしたために観られたのはごく一部のカテゴリとなってしまいました…。
しかし、これだけでも十分に見応えがあったため、記事にすることにしました!
ハイレベルな戦いのシニア女子
シニア女子は全部観ることはできませんでしたが、ショート、フリー共に一部ずつ観戦しました。
優勝は優雅な貫禄演技を見せた永井優香選手!
準優勝は昨年に引き続きの好調ぶりを見せた佐藤伊吹選手!
3位は船迫麗愛選手が入りました!
有望株と目されていた松原星選手は4位でした。
永井優香選手の演技は「優雅」の一言に尽きますね。
ジャンプにミスはありましたが、別格の身のこなしとスケーティング、表現力で魅せてくれました。
ショート絶好調でフリーも2位を守った佐藤伊吹選手。
「やってやる!」という気迫がありましたね。
優雅な中にもパワフルさ、エネルギーを感じます。
ショート9位からフリーで大幅な挽回を見せたのが船迫麗愛選手!
ショートで僅差に大人数がひしめく中、抜群の安定感で3位に上り詰めました。
ミスが許されないシニア女子の戦いを見事に勝ち抜いてくれましたね。
これからが楽しみです。
そして個人的に記憶に残ったのが8位の川島優子選手。
フリーは見損ねてしまったのですが(泣)
ショートで一つジャンプミスはあったものの、それ以外はクリーンで優雅な演技を見せてくれました。
偶然なんですが、ショート演技後の川島選手をお見かけしまして
(↑こういうの地方大会ならではですよね)
立教大スケート部から健闘を讃えられていました。
応援してくれたメンバーに感謝をし、結果をしっかりと受け止め、次に繋げる!という気概が感じられる表情でしたね。
さっきまで滑っていた選手が目の前にいるだけで自分がドキドキしてしまったのはヒミツです(笑)
東日本選手権にも進出なさったので頑張って欲しいです!
惜しくも東日本進出はならなかったものの、個性的な演技を見せてくれた加来日菜乃選手も印象深かったですね。
ショートでは、音を捉えた演技でお客さんを巻き込み、演技に引き込んでくれました。
シニア男子
残念ながらショートは観戦できず…。
フリーのみの感想になります。
十分に見応えのある試合でした。
シニア男子はフリーでどんでん返しがありましたね。
ショート2位発進の國方勇樹選手が大幅に挽回して優勝!
迫力のある渾身のステップには引き込まれっぱなしでした。
PCSもTESもトップの文句なし優勝。
冒頭ジャンプが決して良い入りではなかったにも関わらず、そこからの巻き返しが凄かったですね。
ショート首位発進の山隈太一朗選手はフリーで小ミスが響いて惜しくも2位。
2位の國方選手とは僅差でしたから、緊張感もあったと思います。
昨季全日本で注目されるようになり、これからはプレッシャーとの戦いになってきますが、焦らず頑張ってほしいですね!
ショートの出遅れを大きく挽回して3位に輝いたのは石塚玲雄選手!
昨季は全日本初出場を果たしています。
フリーではジャンプの転倒もなんのその、というような激しく疾走感のある滑りを見せてくれました。
会場の空気を一変する堂々とした滑りでした。
まだまだ発展途上ではありますが、若い力を感じますね。
個人的MVPは7位の菅原生成選手。
個性的な振りと音楽を捉えた渾身の踊りで、会場をヒートアップさせてくれました!
まだ若手ですし、これからが楽しみな逸材ですね!
今季で引退を表明している鎌田英嗣選手、中野耀司選手の演技も身に沁みました。
込み上げてくる情熱を感じましたし、会場の空気を一変させるだけの気迫もありましたね。
ぜひ、全日本に進んでほしいと思います。
ジュニア女子
ジュニア女子は観られませんでした…(泣)
結果だけ書きます。
優勝:平金桐選手
2位:依田茉里紗選手
3位:穂積乃愛選手
ジュニア男子
たった9人で凄まじい戦いを繰り広げてくれたのがジュニア男子です。
大きなトリプルアクセルを決めた掘義正選手が見事優勝!
ケガからようやく復帰してきた、という感じですね。
ジャンプは全て1回転でありながら、驚異のスケーティングと表現力を
見せつけた西山真瑚選手がなんと2位!
ショート5位から演技をまとめて挽回してきた藤城柊治選手が3位でした。
彼らの戦いには目を見張るものがあります。
ショートではジャンプ全て無得点にも関わらず演技ですっかり観客を惹き付け、4位につけた西山選手。
「ジャンプが飛べないなら演技で魅せる!」
と言わんばかりの「俺を見ろ!」演技(←褒めてます)
ジャンプ1回転で予選を演じきった山本草太選手もいましたが、彼の演技はそれとも違う。
どちらかといえばジャンプがなかなか飛べなかった頃の宇野昌磨選手を彷彿とさせましたね。
「ジャンプだけじゃないんだぞ!」というところが。
フリーでもやはりジャンプは1回転ながら、レベルを上げていくことを見据えたジャンプ構成。
ノリのいいショートとは違い、優雅で伸びやかなスケーティングスキルを存分に見せつけてくれました。
彼は6分間練習からスケーティングが群を抜いていて、ジュニアの中にシニアの選手が滑っているかのように見えてしまいましたね。
フィニッシュ後は大きな拍手とスタオベで、会場が揺れんばかりでした。
ステップレベル4でGOE1.56というのは、ジュニア男子の世界トップレベルに匹敵します。
フリーのPCSはなんと67.50!
特に曲解釈の7.00などシニアに匹敵する点数です。
スケーティングスキルなどはジャンプを飛ぶようになれば得点がついてくるはず。
ジャンプを入れたら一体どんな演技を見せてくれるのか…目が離せません。
そんな雰囲気に続けて、ショート首位でフリーの演技を迎えたのが掘正義選手。
かなりやりづらかったと思います…。
しかし、自慢のトリプルアクセルを決め、見事に空気を変えてくれましたね。
その後はジャンプミスが続きましたが、一切手を抜かない、という滑り。
「ジャンプを飛び続けることに意味がある!」
と背中で語っているように見えました。
もちろん、彼の魅力はジャンプだけに留まりません。
気迫と漢気の溢れるパフォーマンスは思わず見入ってしまいます。
終わってみれば、ミスがありながらも2位に約9点差をつけて堂々の優勝。
誰もが納得の結果だったと思います。
ケガを克服し、ジャンプを戻していくことは簡単ではありません。
それは今の山本草太選手を見ていてもよくわかります。
それでもトリプルアクセルをしっかりと戻してきた堀選手。
今後がとても楽しみになりますね。
フリーの最終滑走でインパクトを残したのが4位の小田垣櫻選手。
ショートでは踊り心を感じさせる演技で2位発進。
期待のフリーはジャンプにミスは出たものの、存分に気迫を感じるパフォーマンス。
西山選手のどよめき、それをさらに一変させる堀選手の気迫、それらを受けた後の最終滑走。
緊張は半端なかったでしょう。
それでも彼は自分らしい演技をしてくれたと思います。
「ジャンプ?表現力?どっちも必要に決まってんだろ!」
というメッセージを感じましたね。
PCSだけなら3位に匹敵する演技でした。
なんとまだ中学生!
同じく中学生でJGPシリーズ出場を果たした三浦佳生選手と仲が良いようで、彼のインスタでも名前を見かけます。
いずれジャンプの三浦選手と表現力の小田垣選手の対決が見られるかも!?
出場選手にもインパクトを与えた
東京ブロック、夜遅くまで沢山の応援をありがとうございました🙏
今回も沢山のお客さんに演技を見て頂けてとても嬉しかったです^ ^
決めきれなかったジャンプもあり、めっちゃ悔しかったですが、この悔しさを忘れず、次に繋げます。
Jr.男子から良い刺激をもらえました。
『絶対!!』 pic.twitter.com/2LiHhJPCW9
— 石塚 玲雄 (@ishiyy1414) September 23, 2019
↑
こちらはシニア男子で3位に輝いた石塚玲雄選手のツイートです。
ジュニア男子の戦いが、今ここで戦っていた選手にさえインパクトを与えたことがよくわかります。
東京のジュニア男子、タダモノではないですね(汗)
今大会はどうしても西山真瑚選手のインパクトが強くなりがちですが、本当の醍醐味はそれだけではありません。
石塚選手が「Jr.男子から」と言っているように、彼一人ではなく彼を含むジュニア男子の戦いそのものが刺激になったということです。
事実、私が堀選手に関してツイートしたものが既に10リツイート、37ファボをいただいております。
フォロワー3人しかいないアカウントなのに(笑)
「すごい試合を観てしまった…」というのが素直な感想ですね。
次の舞台、東日本選手権へ
今大会、予選を通過した選手たちは次なる舞台、東日本選手権へ出場します。
シニア男子、ジュニア男子は全員が通過。
シニア女子は上位14人、ジュニア女子は上位11人が通過しました。
※ノービス選手は男女共通過者は若干名のため、割愛させていただきます
全日本ジュニア、あるいは全日本選手権を見据え、東日本選手権を勝ち抜くために頑張っていただきたいですね!
選手にケガや病気がないように祈っています!
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