【観戦記録】美しさ?ジャンプ力?誰がメダルを手にするか!?〜世界選手権2019女子ショート〜

昨日は世界選手権2019のペアと女子ショートプログラムを観戦してきました。

まずは女子ショートから。

一言でいえば一つのミスも許されないレベルの高い試合でしたね

上位陣はほとんどノーミス。

むしろノーミスでなかった選手の方が珍しい状況。

点差もほとんどなく、8位くらいまではまだメダルの可能性を残しているのでは?

 

ショートプログラム順位別注目選手の動向

ショートプログラムを終え、なかなか面白い状況になっている中、各選手の演技はどうだったのか、筆者の独断と偏見により、注目選手をご紹介します。

※()内はショートプログラム終了時の順位

 

美しさで会場を総立ちにした宮原知子(8位)

ミス・パーフェクトの異名に相応しいパーフェクトな演技!本人も終わった瞬間微笑んでおり、自分でも納得いく演技ができた様子。

会場には色々な選手のファンがいたはずですが、思わずほとんど全員がスタンディングオベーションしていたのでは?

身長152cmの小さな身体から出ているとは思えないほどの大きな動きは、手足の細やかな使い方から来るものです。

彼女の演技は終わるまで息をのんで魅入ってしまうため、終わった瞬間に弾けるように拍手が湧くんですね。

それだけに、点数が出た瞬間の観客の反応は唖然としたものでしたね…。3回転×3回転のコンビネーションジャンプで回転不足を取られてしまい、かなり点数を引かれた模様。

回転不足は演技構成点にも響きます。元々彼女の演技はミスができない構成ですからミスしないのは当たり前。あとは回転不足を取られないこととスピンや演技構成点でいかに加点をもらうかという厳しい勝負の世界です。

ですが、点数はどうあれ会場を魅了したのは間違いありません。自信を持ってフリーに臨んでほしいですね。

 

3回転アクセルが勝負の鍵!紀平梨花(7位)

今季、ショートでの3回転アクセル不発に何度も泣きを見てきた紀平選手。

今回こそは…と思って見ていましたが、なんと1回転アクセルに…。

しかし、それ以外の要素は完璧にこなすところがやはりメンタルが強い。元々スピンもステップもオールマイティーにできる選手ですからね。

ハートの強い選手ですし、今までも何度もフリーで挽回し、逆転優勝逆転メダル劇を繰り広げてきました。

メディアは「3冠は絶望的」なんて失礼なことを書いてますが、いつも通り、フリーで逆転劇を見せてやりましょう。

 

※3冠…「グランプリファイナル」「四大陸選手権」を含む世界大会での同一シーズン三度の優勝を飾ること。紀平選手は既に二度の優勝を遂げており、これを期待されていた。実現すれば、女子では史上初。

 

情熱的で可愛らしいマライア・ベル(6位)

四大陸選手権に続き、見事ノーミス!本人も満足そうに可愛く笑っていました。

どなたか可愛いぬいぐるみでも投げ込んでくださると良かったのですが…(笑)

(プチ情報:サービス精神旺盛なマライア・ベルは満足行く演技ができた時、可愛いぬいぐるみやクッションを拾ってキスクラで可愛いポーズしてみせることが多いので、拾ってほしい人はそういうの選ぶと良いですよ)

引退した元アメリカ代表のアダム・リッポンが振り付けたというプログラム。

可愛いらしさだけでない、情熱的な彼女の一面をうまく引き出した振り付けですよね。

同じアメリカ代表として共に試合に出てきた戦友の振り付けというのもあって、マライア選手も気合が入るのでしょうか。

このままの勢いで、自信を持ってフリーに臨んでほしいですね。

 

復活の表現力で魅了したエフゲニア・メドベージェワ(4位)

平昌五輪の前までは不動の世界女王とまでいわれていたメドベージェワ選手。

その表現力に魅了される演技がついに帰ってきました!

今季序盤のグランプリシリーズでは不調にあえぐような、もがいているような演技だった彼女。

実は元々世界選手権ロシア代表からは外れており、補欠扱いでした。

しかし、ロシアファイナルで完全に調子を取り戻して優勝し、この世界選手権代表の座を勝ち取ったのです。

そして、「この選抜は正しい選択だった!」と言わんばかりの激しく情熱的な感情表現溢れる演技で見事ノーミス!

回転不足を取られてしまい、スコアは多少伸びなかったものの、自信を持ってフリーに臨める演技だったと思います。

録画放送ではぜひ、表情に注目してみてくださいね!

 

秘蔵の武器を解き放て!エリザベート・トゥルシンバエワ(3位)

かつてのデニス・テン選手がカザフスタンの英雄と呼ばれたように、今やカザフスタンの女王になろうとしているエリザベート・トゥルシンバエワ選手。

世間の彼女に対する注目度があまり高くなかった四大陸選手権で見事、銀メダリストに輝き、一気にメダル候補に名を連ねました。

彼女の武器はなんと4回転サルコウ

実はまだ4回転サルコウが試合で成功したことはありませんが、フリープログラムで挑み続けています。

言い換えれば4回転の成功がなくともこれだけ成績を上げているということ。4回転はいわば秘蔵の武器。成功すれば優勝もあり得るわけです。

思えばまだ男子でも4回転の成功がやっとだった時代、それまで一度も試合で成功がなかった4回転ジャンプをオリンピックで初成功させた小塚崇彦さんという選手もいました。

今大会で初の4回転サルコウ成功なるか!?

 

ダイナミックさとギャップが弾ける坂本花織(2位)

世間の予想を覆し、初の全日本女王に輝いたのが記憶に新しい坂本選手。

今大会も見事ノーミス!やってくれました。

彼女は女子選手の中ではジャンプが高く、飛距離もあります。そして回転不足をほとんど取られないという強みもあります。

まだまだ荒削りといわれていた演技も、最近では手足の動きや指先まで神経が行き届いている感じがします。

個性的な振り付けが似合っているので振付師のブノワさんと相性が良いのかもしれませんね。

フリーで四大陸の雪辱を果たしてくれることを期待しています。

 

オリンピック女王の意地を見せたアリーナ・ザギトワ(1位)

欧州選手権やロシアナショナルの演技が不調だと騒がれ、本人も苦しんでいたであろう今季ですが、やはり意地で見せてくれました。

3回転アクセルは飛ばないものの、手を上げたジャンプを綺麗に飛ぶなどして加点や出来栄え点を稼ぐ演技で見事、ショート1位に輝きました。

大人っぽい演技も似合う年になってきて、シニアらしくなったのでは?

プレッシャーを跳ね除ける強さと負けず嫌い精神で、このまま優勝なるか!?

 

混沌としたメダル争いの女子フリーに注目!

ショートプログラムではミスする選手も少なく、ハイレベルな戦いで上位選手は僅差です。誰が勝ってもおかしくない。

しかし、フリーは時間も長くなりますし、大技を組み込む選手も多いので、いかにミスをしないか、というところになってくるかと思います。

筆者の独断と偏見ですが、今大会では特にトゥルシンバエワ選手のメダル獲得に期待したいところです。

注目の女子フリーは22日!

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観戦記録

Posted by Aika